こんにちは
悟です。(@rxf7oqjSU4v473O)
今回は、「<パワーポーズ>が最高の自分を創る」を紹介していきます。
邦訳では「パワーポーズ」という題名が付いていますが、原著では「Presence(プレゼンス)」で、「<プレゼンス>が最高の自分を創る」といったところでしょうか。
本書は、自己啓発的に自分の自分の自信を高めたり、プレゼンテーションのスキルを解説する本ではありませんが、自分に自信が持てず、悩んでいる人、プレゼンテーションを控えている人には是非読んでもらいたい内容です。
本書がオススメな人
- 大事な場面で緊張して失敗してしまう人
- 自分に自信が無い人
- 面接や発表を控えている人
本書の目次
本書の内容の中で、重要だなと思った部分を少しだけ書きました。
ここだけ読んでも何の意味かわからないことも多いと思うので、興味がある人は本を手に取るといいと思います。
第1章 プレゼンスとは何か
プレゼンスとは、ありのままの自分でいることと、何があっても自信を失わないこと アブデルガニ モロッコ
プレゼンスは定義がとても難しいものですが、この言葉にすべてが含まれています。自分を着飾るのではなく、自分のそのまま表現する能力と言えるでしょうか。
第2章 自分のストーリーを信じ、受け止める
プレゼンスを発揮するためには、まずは自分という存在を自分が理解することが必要です。
第3章 説教をやめ、耳を傾けようープレゼンスがプレゼンスを呼ぶ
人を諭したり説教をしたりすのではなく、話を聞くことで自らのプレゼンスを高めることができます。
- 人から話を聞くと
- 人から信頼される
- 有益な情報が得られる
- 一人ひとりを個別の人として見ることができる。仲間や味方にさえできる
- 人に受け入れられる、あるいは取り入れてもらえる方策を導き出せる
第4章 私はここにいるべき人間じゃない
インポスター思考と呼ばれる、感情について書かれています。
「自分の実力以上に周りから評価されている」と思ってしまう状態のことです。
第5章 パワーのなさは足かせになり、パワーは自由をさずけてくれる
パワーは権力などに代表される社会的なパワーと個人的なパワーに分けられます。社会的なパワーは、他人をコントロールする力です。一方で個人的なパワーは、自分の持っている力を自由に出せる状態のことです。
第6章 身をかがめる、塔をつくるー伝える身体
男性の方が体を大きく見せるような、ボディランゲージをします。これは「男性だから」とか「女性だから」といった定性的なものではありません。幼少期から見てきたステレオタイプに当てはめてしまっています。
第7章 幸せへのカギ「笑うから楽しい」
成功をもたらす秘訣は自分の決断に自信をもつことです。
第8章 身体が心をつくるー「ヒトデになる方法」を見つけよう
メンタル的な不調は、日々の習慣を改善することで上向くかもしれません。背筋を伸ばす、手や足を広げる、たったこれだけのことで、不安が軽減され、自身とパワーを感じることができます。
第9章 パワーポーズを実践する
実践できるパワーポーズをいくつか紹介します。
- 朝起きてから全身で伸びをする
- 1日に数回は机から離れて一息つく
- パソコンを操作するときは、使う度に腕を伸ばすような距離感で操作する
- 緊張する場面ではリモコンでもポインタでも何かを握る
第10章 セルフナッジー小さな変化を大きな違いに
大事な試験や、プレゼンなどの前に、不安を感じたり緊張したりしますよね。
その緊張を「興奮」と言うだけで、大きなチャンスを前にしているような感じがしませんか?
自分が認識している感情の意味をとらえなおすだけで、パフォーマンスは格段に向上します。
第11章 本物になるまでふりをし続ける
自分が思っていたよりも、私は大きな、よい人間だ。自分がこれほど素晴らしいものを持っているとは気づかなかった。 ウォルト・ホイットマン
プレゼンスとは?
プレゼンスとは
自分の真の気持ちや考え、価値観、可能性に耳を傾け、自然に表現できている状態
のことを言います。
実はこのプレゼンスは外向型の人であっても、内向型の人であっても共通して発揮することが出来ます。
進学や就職、プレゼンテーションなど、自分を評価される場面に臨む前や、臨んでいる最中は緊張しますよね。
これはシリコンバレーで出資を得るためにプレゼンを行う社長でも同じで、みな緊張し、発表内容を練り、印象良く伝わるように練習をするのです。
出資をする側は、「売り込んでいるアイデアや商品について、プレゼン者が100%良いと思ってプレゼンをしているか」を見て出資の可否を判断しているのです。
たった1度のプレゼンで、その技術の凄さを全て理解することは難しいということもあるでしょうが、出資者は最終的に「人」に投資をするわけです。
その人となりであったり信念を伝えるためには、小手先のプレゼンスキルや、自分が持っていないものをアピールしてもダメです。
そこで求めらるものが「プレゼンス」です。
ではどうすればプレゼンスを発揮できるのでしょうか。
プレゼンスを発揮するにはパワーが必要
プレゼンスを発揮するために重要になるのが、個人的なパワーと社会的なパワーです。
社会的なパワーとは権力のことです。
個人的なパワーは自分の信条、考えかた、価値観に基づいて行動する自信があり、自分の行動には効力があるという感覚を持てているかです。
ではパワーが無い場合はどうしてプレゼンスを発揮できないのでしょうか。
まず、パワーが無い時は自分しか見えなくなってしまいます。
発表会場などでの自分のちょっとしたミスやしぐさが気にして、みんながそのミスに気づき、自分のことをどう思っているのだろう…という気持ちになる現象です。
これはスポットライト効果といって自分が過度に注目されている様に感じる現象です。
この時のように自分にばかり気がいってしまうと、伝えたいことは相手に伝わりませんし、不自然さが出てきてしまいます。
もう1つは頭が働かなくなります。
面接や発表が近づくにつれて、圧迫されているように感じたり、頭が真っ白になってしまう経験がある人もいるかもしれませんが、それです。
目の前にある面接や発表が、脅威なのか挑戦なのか、これを乗り切れるだけの力が自分にあるかというのが大きな要素になります。
脅威と感じたり、乗り切れそうにないと思ってしまうとプレゼンスからは当座刈ってしまいます。
プレゼンスを発揮するには
ようやく、プレゼンスを発揮する方法について書きます。
お待たせしました。
大事な場面で本来な自分を発揮する為には、日々の習慣から見直すとスムーズに発揮できます。
まず見直してほしいのは「姿勢」です。
この左の絵の様に、肩が内側に向いて、うつむき加減で机に向かっていませんか?
デスクワークが多くなると、こういった姿勢になりがちです。
様々な実験によって、背筋を伸ばし身体をのびのびと広げる姿勢の時の方が、自分を肯定的に見ることができて、頭が整理され、想像力や認知力の持続、抽象的な思考力を発揮する余裕が生まれます。
最後は当日その場で活用できる方法です。
面接や発表の直前に、「落ち着いて」と自分に言い聞かせたり、人に言ったりしますよね。
それは実は逆効果で、「落ち着いていない自分」を意識して不安が増してしまいます。
落ち着いていない状態は不安などあれど「緊張」している状況で、緊張は「興奮」と言い換えることが出来ます。
興奮と言えば、面接や発表に「チャレンジする」といった意味合いに捉えられ、パフォーマンスも上がる結果が出ています。
まとめ
以上、簡単にですが本の内容を紹介してきました。
大事な面接や発表に向けて、プレゼンスを発揮できるように準備しましょう。
ここで紹介したものをまとめると、
「背筋を伸ばした姿勢」と「不安を興奮と考える」
です。
本書にはこれ以外にもプレゼンスの発揮方法やプレゼンスを発揮するメリットについて様々なことが書かれているので、是非読んでもらいたいです。