【書評】[入門]投資信託のしくみ

書評

こんにちは

悟です。(@rxf7oqjSU4v473O

今回は私が投資信託について勉強するのに使った 「入門」投資信託のしくみ」について紹介します。

本書は投資信託についてのみ書かれた投資信託の専門書のような本です。

本書がオススメな人

  1. 投資信託に投資をしたい人
  2. 投資経験者で投資信託についてしっかり知識をつけたい人

本書の目次

 第1章 投資信託はどうやって生まれどう進化してきたのか?

日本における個人金融資産の割合

日本における個人金融資産の割合

 年金問題や終身雇用の崩壊などから、個人による投資のニーズは増加しています。

しかし、2014年当時では、株式(Stock)と投資信託(Investment trust)、債券(Bond)を合わせた割合は16.7%(約250兆円)となっており、まだまだ貯蓄から投資への流れは始まったばかりだということがわかります。

1章では、このような日本の個人金融の事情から投資信託会社がここ10年で数倍に膨れ上がっていることなどが書かれています。

 第2章 投資信託のしくみはこうなっている

 投資信託がいまいち定着していない理由は、「投資信託会社」が何をやっているかわからない。

銀行や保険会社が手数料を得るためのビジネス。など投資信託全般への不信感があると思います。

近年はネット証券の台頭により、個人が購入するに値する投資信託も増えてきており、投資初心者は投資信託を買わない手はないレベルまで来ているように思います。

 第3章 投資信託には投資対象によってさまざまな商品がある

 投資信託をおすすめされたところで、商品の種類について詳しく解説されています。

正直、1章と2章は購入に役立つ知識はそこまでなく、マニア向けというかしっかり勉強したい人向けです。

この章では、私が購入する際にも大いに参考にしている章で、ETFやJ-REAT、デリバティブなど、謎の横文字投資信託についてもわかりやすく解説しています。

 第4章 投資信託の運用はどのように行われているのか

 投資信託の企画立案の手順や裏で行われている運用方法などが書かれています。

その運用に影響を与えるのが、「純資産額」です。

投資信託は、沢山の銘柄に対して、市況を加味しつつ割合を変化させ対応しています。

そこで、純資産額が少なすぎると、割合をコントロールを出来なくなってしまい、価格の変動が激しくなる、更に資金が流出し、制御できなくなるといった負のループに入ってしまいます。

ちなみに、純資産額が大きすぎて困ることもたまにあります。

 第5章 投資信託の数字はこう読み解く

投資信託は、投資先が先進国か途上国か、株か債権かなどで簡単にスクリーニングできてしまいます。

ただ、それだけでは同じような投資信託が何十種類と見つかってしまいます。それらの投資信託を見極めるための知識がこの章に詰め込まれています。

 第6章 開示書類の読み方と投資信託にかかるコスト

売買手数料や、運用管理費用、分配金など運用利益に直接関わる数字がこの章です。

 第7章 投資信託を上手に買うために押さえておきたい13のポイント

 アクティブ派かインデックス派か、投資期間はどれくらいにするかなど、どの投資信託を選ぶのかは個人の好みによるかと思います。

投資信託についてはこの一冊で十分

この本は何と言っても一冊まるごと投資信託について書いてあるため、投資信託を買うのに必要な知識だけでなく、投資信託の歴史、各種数字の読み方などについて詳しく書かれています。

投資信託を買うために歴史を学ぶ必要はありませんが、なぜ銀行で売られている投資信託がダメなのか、日本で投資信託が伸びないのかより理解ができるのではないでしょうか。

実践に必要な知識も網羅

個別株式のチャート分析の方法や、企業の経営状況の見方は多くの本に書かれていますが、投資信託の数字についてはあまり知られていません。

多くの人は、投資信託の数字というよりはベンチマークの数字が上下した事くらいしか気にしないのではないでしょうか。

ここでベンチマークという単語が「?」だった方はこちらの記事を読んでみてください。

 たしかに投資信託は毎日チャートを見るような商品ではないので、チャート分析はあまり行いません。

その分、商品選びが非常に重要になるので、投資信託に関する様々数字について説明してくれている本書は投資信託に投資を検討している人には非常にオススメです。

実名ありでの解説

投資信託だけでなく、なんでもそうですが解説書に実名が出ているケースってあまりないですよね。

雑誌であれば実名出しで、今オススメの銘柄はこれだ!とか、書いてありますが、書籍ではなかなかそうはいきません。

なにか名前を出して批判してしまうと個人攻撃のように捕らえられてしまうので、著者としてはなかなかやりづらいのでしょうか。

そんな中で、本書はしっかりと実名を出してその特徴について解説してくれています。実名を出して解説するには確固たる知識や実績がないとできないことなので、私は本書のことを非常に信頼しています。

まとめ

 投資信託って最近、名前をよく聞くようになってきましたが、中身を理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。

商品の特性を理解して自分の納得できる投資を心掛けたいですね。