「御社が第一志望です」のウソが危険な理由。採用する側が、そういう人と働きたいとは思えない

大学・大学院

こんにちは

悟です。

今回は、就職活動の面接で良く聞かれる

「弊社が第一志望ですか?」

について書いていきます。

私も第一志望ではない企業を受ける際に、聞かれたらどうしよう…と考えていました。

結論から述べると、本心で第一志望と言える企業以外には「言うべきではない」と思っています。

この記事では、私と周りの人たちの実体験を元に、なぜそのような結論になったのかを解説していきたいと思います。

私のプロフィール

私は21卒の理系大学院生で、修士2年の3月には無事内定をいただき、就職活動を終えることができました。

21卒の就活は、みなさんもご存じの通り、大幅な遅れや採用の取りやめ・縮小などが相次いで報道されており、長年続いた売り手市場から買い手市場へと変化してしまいました。

私の周りでも6月時点で内定が出ていない人も多いのが実情です。

私の就職活動そのものに興味があるかたはこちらの記事もご覧下さい。

【22卒】地方大学理系院生21卒が使ってきた就活サイト

なぜ「弊社が第一志望ですか?」と聞かれなかったのか(考察)

私は全部で5社の採用面接を受けてきましたが、「弊社が第一志望ですか?」と聞かれたことは一度もありません。

面接をする前には、「第一志望ですか?」と聞かれたらどう答えようか…とめちゃめちゃ考えていたのですが、少々驚きでした。

その理由を少し考えてみます。

早期選考だったから説

まず私の場合、受けた企業の全てが早期選考でした。

早期選考とは、インターンシップ参加者やイベント参加者を対象として、ナビサイトに載っているような日程よりも早い日程で行われる選考である。

企業によるが、説明会の免除やグループディスカッションの免除など、選考の一部が免除されることもある。

早期選考は、以前に何かしらのコネクションがある場合に発生する選考ルートです。

学生からすると、以前からその企業に対して興味があった人しかルートに乗ることはできず、学生の志望度は一般の選考と比べて高いと考えることができます。

そういった理由から、企業としても志望度の確認の優先度が低かった可能性があります。

「他社の選考状況」を濁さず答えていたから説

何度も言っていますが、私は全部で5社しか受けていません。

5社しかないでの、面接で聞かれた時にはためらわず企業名を出して答えていました。

別に、受けている企業よりも大きい企業を受けていようが、小さい企業を受けていようが、それは学生視点では当然のことです。

入社を憧れる企業から、最低でもこのラインには…、戦略的に就活を行っているのは企業側も承知です。

学生のように外部から見ている人ですら大まかな業界順位はわかります。

業界の中にいる企業であれば、もっとシビアに自社がどれくらいの位置にいるか把握しているでしょう。

そのような背景で、面接相手の学生から同じ業界の企業名を挙げられれば

「まあ、その会社も受けるよね」

と納得してもらえます。

「おなじ業界のA社も受けているなら、うちへの志望度も高いだろう」

「業界トップのB社を受けてるのか、まあうちを受けるなら受けるよね」

といった具合に、納得の他社選考だったと考えられます。

受けた企業が、たまたま質問をしてこなかっただけ説

私なりの理由を考えましたが、そういうことを聞いてこない企業だった可能性もあります。

私の友人は何度も聞かれたそうですし、人によるし、企業によるとしか言えません。

こうすれば聞かれないということはなく、面接を受ける際には聞かれた時の回答を考えておくのが吉です。

「御社が第一志望です」のウソが危険な理由

第一志望なら、素直に伝えればよいですが、ほとんどの企業が第一志望ではないのが本音でしょう。

5社受けていれば、第一志望になりえるのは多くても2社、当然抑えておきたいと思って受けた企業もありました。

しかし、就活YouTuberやネット記事、書籍を見ても「御社が第一志望です!といいましょう」と書かれています。

ですが、私としてはどうしても納得できません。

「第一志望」とウソをつくべきか悩んでいる人は、一学生の意見ですが参考にしてみてください。

企業も同時並行で受けていることを知っているから

まず、私が採用側だとしたら、「他の企業も普通に受けてるよね?」と思うはずです。

じゃあ、「どこ受けてるの?」というのが、他社の選考状況の質問になるのです。

そして、うちに来たいなら「同業のB社もC社も受けてるのかな?」と考えるのが自然ですし、逆に受けてない方が不自然です。

そしてその人の学歴や実績など、色々な面を参考にして、明らかに自社とは釣り合ってないようなケースもあるでしょう。(言い方は悪いですが、滑り止めの時に陥りやすいです。)

そういった明らかに「第一志望ではなさそう」なのに、声たかだかに「第一志望です!」と答えられると、「いやいや、他の企業も受けてるでしょ。ほんとに第一志望なの?」と思われてしまいます。

不信感があると、質問も厳しくなってきますし、どんどん深掘りされて、いつか回答に矛盾が生じてしまいます。

面接中に考えることが増えてしまうから

面接中にウソをつくと、それ以降もウソを突き通す必要があります。

ES、一次面接、二次面接、最終面接と、相手先では情報が共有されていくため、徐々に細かい質問になっていく傾向にあります。

そんな状況で、色々な企業に「第一志望です!」とウソをついてしまうと、それぞれの企業で志望動機のストーリーを整理して臨む必要があります。

内定を待ってもらえなくなるから

第一志望であると相手に伝えて、信じてもらえたとします。

学生は、とりあえず内定が出て一安心。さあこれから第一志望…

と思っていることでしょう。

一方企業側は、この学生は第一志望だし、内定承諾書を出してもらおう。

就活は終えてくれるよね。

と思われます。

学生は就活をまだ継続したいと考えていますが、企業に対しては「第一志望」と発言しているので、改めて内定を待ってもらうことはウソがばれることになってしまいます。

企業からすると珍しいことではないのかもしれませんが、仮にその企業に入った後のことを考えると余計なトラブルは避けるべきでしょう。

受けてる会社の全てを言う必要は無い

私は原則として、面接内でウソをつくのは避けるべきだと思います。

それは、みなさんも分かると思います。まともな人であれば良心もありますし、ウソついて後々困るのは自分です。

ただ、全てを言う必要はありません。

「受けている企業」を聞かれた時、簡潔に説明できる場合は限られているのではないでしょうか。

10社受けているとして、全て自動車メーカーならそれでいいですが、建設機械や家電メーカーも同時に受けるのはあり得る話です。

そういう場合は、

「自動車メーカーです(建設機械も受けてるけど…)」であったり、

「自動車を中心に受けていて、建機もいくつか受けています」

などその時、受けている企業に伝えやすい構成にするのがおすすめです。

私の場合は、全て早期選考でしたが、全部ダメだった時のためにOfferboxなどでインターンに申し込んだり、エントリーの準備をしていました。

採用する側に立ったときに、納得できる理由であれば第一志望である必要はない

ここまでの中身をまとめます。

「第一志望ですか?」と効かれなかった理由
  • 早期選考だったから
  • 他社の選考を明確に伝えたから
  • たまたま
「御社が第一志望です」のウソが危険な理由
  • 同時並行で受けているのを知っているから
  • 面接中に考えることが増えてしまうから
  • たまたま

色々と個人的見解を説明しましたが、結局は企業によります。

聞いてくる所は聞くし、聞かない所は聞いてこない。

ですが聞かれた時のために、事前に答えは整理しておかなければいけません。

答えを整理するということは、自分の中での優先順位を整理することになりますし、就活の軸、企業に求めるものを明確にすることに他なりません。

そして、答えにくい質問にしっかりと答えて、面接管がしっかり納得できるようなものであれば、それだけで落とされることはまずありません。

みなさんが、納得できる形で就活を終えられるように、全力で挑みましょう!